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●アンドレイ・フルジャノフスキー(1939?)

ユーリ・ノルシュテイン以降これといったロシア・アニメーションに出会わなかったが、「これ!」を見つけてしまった。 

この時代のロシア・アニメーションは絵画的。とくにこのフルジャーノフスキーは、それを極めていると言える。一瞬一瞬が芸術性の高い絵画のようだ。
「ちょうちょ(1972)」や「魔法のグラスハーモニカ)1986)」は多くの回想シーンが組み込まれているが、それぞれテイストが異なり、モダン風、宗教画風、ベルナール・ビュフェ風だったりする。

彼の作品は、独創的なアイディア・想像力を持っている。多くは社会に対してのメッセージ性が強くとても実験的、大人向けのアニメーションと言えるだろう。

写真は「王様のサンドウィッチ(1985)」、雰囲気はまるで「ベルヴィル・ランデブー」、他の絵画風とは違い、雰囲気のあるアニメーションの背景に、なめらかなリズム感のあるデフォルメされたキャラクターとの組み合わせ。
物語りは、ロシア的に(?)一人のナレーターが行う。こぶたちゃんのような王様や擬人化された色っぽい雌牛に釘付け、絶対日本にはないと思われるテイストに惹かれるwarabi。なんども返して見てしまった。

■作品紹介

「不思議な国のコジャヴィン」 1966年/7分

「魔法のグラスハーモニカ」 1968年/20分

「奇妙なタンス」 1970年/5分

「ちょうちょ」 1972年/10分

「王様のサンドウィッチ 」
1985年/10分