いわゆるHigh Speed Videocameraのこと。

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最近TV番組などで、普段目視できないほどのスピードがこのカメラによって、瞬間をスローモーションにして目にすることが多くなった。

高速度カメラは、普通のカメラに比べて撮影速度が速い。
1秒間に100枚以上の撮影ができるカメラを総称していうらしい。しかも、ビデオとなると容量や処理の問題でなかなか大変な技術だということがわかる。
世界最高クラスで100万コマ/秒の撮影速度で、しかももちろん解像度も安定するところまできているらしい。

う?ん、すごいのだ!




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高速度ビデオカメラは、一瞬でピントをとらえなければいけないため、通常よりも格段に光量を必要とする。劇場の器材で1点に90kwくらいの光を当てているので、「カメラの目を通した映像をモニターに映してみる絵」と「実際のそれ」とは全く違う。

クォリティーを落とさないようにして、1秒程度の動きを40倍くらい引き延ばして再生してみる。すると、ダンサーの身体が1秒間にどれだけの部位を使って運動をし、またどれだけ美しいフォルムで動いているかが見て取れる。素晴らし?ぃ。

が・・・ダンサーはとても大変である。
この光に満ちた空間で運動をすることで、目が開かないほど眩しいだけでなく、溶けちゃうほど熱を感じるし、発汗し体力も消耗する。それでも集中が途切れないアーチストを見て、warabiもちゃんとしなきゃと思う。感嘆である。

背景の白と黒
衣装の白と黒
レンズが広角か狭角か
寄りか引きか
により、白い背景を飛ばしたり、黒い背景に黒い衣装を際だたせたいが、顔はハレーションのない程度とか・・・光量やフォーカスが変わってくる。毎日少しずつ仕込を追加して、ついに約80台。監視モニターでスタジオの中を見ると、輝度の高いダンサーだけが発光しているようにみえる。

人間ではない、別の生き物みたい・・・