Olafur Eliasson (コペンハーゲン出身アイスランド人・ベルリン在住)の ベルリン初個展を鑑賞しにいく!
Innen Stadt Außen
Martin-Gropius-Bau, Berlin
28 April - 9 August 2010
彼の作品とは、原美術館・東京で虹の作品を見た以来の出会い。
あのときは彼の持つ宇宙観に感動したので、今回も期待は高まる。
彼は水、土、風、光などの自然の素材(weather priject)を使ってその現象を掘り下げる作品を作ることで有名。
以下、作品歴参照。
水、光を使って虹を作る
ステンレス、アクリルガラス、ミラーを使って カレイドスコープ
構築物に氷の化粧を施した アートカー・シリーズ
しかし、あまりに幅広い分野で活躍しているので、一度に彼の作品歴を紹介するのは無理。建築関係は飛ばして、今回の展覧会作品中心にご紹介。
まず。
街中を巨大なアクリル鏡を取り付けた車で回り、鏡が映し出す絵とその背景を切り取るという、目の錯覚が楽しい作品。
鏡に関する作品といえば。
隣の建物の窓を覗いてみるつもりが、隣の建物の部屋だと思っていたところにwarabiの姿が映し出されて、変な気分になった部屋もあったわ。
中盤は彼の建築的構造空間。
彼のアトリエの一部のような、様々な構造体の模型が部屋の中央に置かれた大きなテーブルに置かれ、また天井から吊られている。
ナトリウムランプとプロジェクターの光だけで見せているのだが、それがまるで近未来の都市図ジオラマのようで、何とも不思議な空間と化していた。
この試作模型から最終版に近いものまで欄列したこの場は、子供の部屋のようなごちゃごちゃ状態だか、ゆっくり見て回るうちに彼の頭脳の計り知れない部分も垣間見えて、そう、美術展の醍醐味を味わえる。
この構築物の発展版が、オペラハウスのシャンデリアだったり、野外に展開するスパイラル・シリーズになったりするのだ。
さらに写真が見た方は → stylemag.net
水の飛び散る瞬間をストロボライトを使ってとらえた作品も見応えあり。
水の湿度と匂いを感じながら、しばし見入るwarabi。
そして・・・
完全にやられてしまった
霧とネオン管を使った作品。
2重扉の向こうは1m先が見えないほど濃い霧が充満している。しかも、しっかりオレンジ色。
ちょっと歩くのが怖いほど、見通しが悪い。そして、どちらに向かったらいいのかわからない。
時間をかけて先に歩くと、朝もやのような緑色になっていく。色に誘われてそちらに歩いていってるのね、後で考えると。
緑色がさらに深いブルーになっていく境界線で、遊んでみる。
森の中の霧も怖いし、車で走行中に突然霧が深くなるのも怖い。
でも、色に囲まれると別の怖さが足されて、変に怖くなるという発見が。
Mくんは、色の境目で右左にと顔を向けると、目の前に小さな色の点が見えると言って楽しんでいる。
warabiには、点なんて見えないけど。。。
きっと、焦点を合わせるのと合わせないのとで、視覚的な症状も変わってくるのかも。
出口はまた赤い光に戻っていく
長い間、霧の中をさまよったのではないかと思われる頃、出口に到着。
出口を出てからもしばらく、この興奮は冷めず。
霧(色)の中をさまよっていた余韻は消えなかったのである。
天窓の下を巨大鏡で覆った空間も圧巻。
太陽光 endless、骨組みもendless。
目の錯覚
開放感
アーチストの熱意
そして、執念・・・
いろいろなものを感じながらアートに触れ、混ざり合う。
とにも、各にも、
非常に充実感あふれる展覧会であった。
Innen Stadt Außen
Martin-Gropius-Bau, Berlin
28 April - 9 August 2010
彼の作品とは、原美術館・東京で虹の作品を見た以来の出会い。
あのときは彼の持つ宇宙観に感動したので、今回も期待は高まる。
彼は水、土、風、光などの自然の素材(weather priject)を使ってその現象を掘り下げる作品を作ることで有名。
以下、作品歴参照。
水、光を使って虹を作る
ステンレス、アクリルガラス、ミラーを使って カレイドスコープ
構築物に氷の化粧を施した アートカー・シリーズ
しかし、あまりに幅広い分野で活躍しているので、一度に彼の作品歴を紹介するのは無理。建築関係は飛ばして、今回の展覧会作品中心にご紹介。
まず。
街中を巨大なアクリル鏡を取り付けた車で回り、鏡が映し出す絵とその背景を切り取るという、目の錯覚が楽しい作品。
鏡に関する作品といえば。
隣の建物の窓を覗いてみるつもりが、隣の建物の部屋だと思っていたところにwarabiの姿が映し出されて、変な気分になった部屋もあったわ。
中盤は彼の建築的構造空間。
彼のアトリエの一部のような、様々な構造体の模型が部屋の中央に置かれた大きなテーブルに置かれ、また天井から吊られている。
ナトリウムランプとプロジェクターの光だけで見せているのだが、それがまるで近未来の都市図ジオラマのようで、何とも不思議な空間と化していた。
この試作模型から最終版に近いものまで欄列したこの場は、子供の部屋のようなごちゃごちゃ状態だか、ゆっくり見て回るうちに彼の頭脳の計り知れない部分も垣間見えて、そう、美術展の醍醐味を味わえる。
この構築物の発展版が、オペラハウスのシャンデリアだったり、野外に展開するスパイラル・シリーズになったりするのだ。
さらに写真が見た方は → stylemag.net
水の飛び散る瞬間をストロボライトを使ってとらえた作品も見応えあり。
水の湿度と匂いを感じながら、しばし見入るwarabi。
そして・・・
完全にやられてしまった
霧とネオン管を使った作品。
2重扉の向こうは1m先が見えないほど濃い霧が充満している。しかも、しっかりオレンジ色。
ちょっと歩くのが怖いほど、見通しが悪い。そして、どちらに向かったらいいのかわからない。
時間をかけて先に歩くと、朝もやのような緑色になっていく。色に誘われてそちらに歩いていってるのね、後で考えると。
緑色がさらに深いブルーになっていく境界線で、遊んでみる。
フォトショップのカラーリングで作った訳ではない
人工の霧にネオン管で色付け
人工の霧にネオン管で色付け
森の中の霧も怖いし、車で走行中に突然霧が深くなるのも怖い。
でも、色に囲まれると別の怖さが足されて、変に怖くなるという発見が。
Mくんは、色の境目で右左にと顔を向けると、目の前に小さな色の点が見えると言って楽しんでいる。
warabiには、点なんて見えないけど。。。
きっと、焦点を合わせるのと合わせないのとで、視覚的な症状も変わってくるのかも。
出口はまた赤い光に戻っていく
長い間、霧の中をさまよったのではないかと思われる頃、出口に到着。
出口を出てからもしばらく、この興奮は冷めず。
霧(色)の中をさまよっていた余韻は消えなかったのである。
天窓の下を巨大鏡で覆った空間も圧巻。
太陽光 endless、骨組みもendless。
目の錯覚
開放感
アーチストの熱意
そして、執念・・・
いろいろなものを感じながらアートに触れ、混ざり合う。
とにも、各にも、
非常に充実感あふれる展覧会であった。
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