入場無料のSchlingensief追悼イベント。

それは舞台演出家 Schlingensiefにとっても思い出深い、Volksbuehneで行われた。
劇場側の、彼の協力者の、そしてファンの思いがこもったドイツらしいイベントであった。


schlingensief
映像画面はSchlingensief本人



20時からという告知だったのだが、その30分前に会場に到着したwarabi。
すでに大勢の人でごった返した劇場の入り口。

ホワイエに入ると、チケットを持った係員に
「記念に入場チケットはいりますか?」と尋ねられる。
これは劇場側にしたら、後の集計に必要なもの。もちろん、いただきましたが。


中に入ると、劇場内のあちこちに設置された写真コーナーや映像コーナーは、すでにオープンしていた。配布資料 これ を見ながら、会場を回っていく。




karte
各階ごとの案内図と記念のチケット



会場の雰囲気はこんな感じ。
舞台の装飾然り、カオスのようなある世界観が出来上がっている。



ausstellung00


hasi
体長7〜80cmの巨大うさぎも小道具のひとつ

ausstellung02
映像の魔術師

ausstellung
アフリカプロジェクトのイメージ



大勢が駆けつけたイベントの幕開けは、ホワイエから。

アナウンスでホワイエに集まるよう指示があり、みんなが集まると挨拶、寄せられたファックスや手紙の紹介・・・

プレミエパーティーをイメージさせる大きなテーブルには、みんなが持参した食べ物含めごちそうが並ぶ。

観客はそのごちそうをいただきながら、ピアノ演奏を聴き、歌手の声に耳を傾ける。


anfang




そこからショーはスタート。


buehne
本舞台の様子



メイン舞台では、スクリーンにホワイエのライブ映像が映っていたところから、Schlingensiefの映像作品が紹介に切り替わる。


スクリーンの反対側にも客製が設けられ、時折スクリーン裏にやってくるストリートパフォーマンスやサーカス芸を移動しながら見ることが出来る。

Rotersalonではトークショーが予定され、空いた時間にはSchlingensiefがTVに出演しそのTV番組を批判しているシーンや、TVのちょい役(彼のコミカルな演技)集などを次々に上映。

廊下の角や、階段にまで舞台映像ブースや映画紹介ブースなどが設けられていて、観客は歩くたびに自分の知らない彼の多彩な一面に出会う仕掛け。
マルチだった彼は、舞台のみならず、映画、TV、社会的パフォーマンス等々で、活躍していたのだ。





彼とは仕事仲間として長く付き合ってきた女優の原サチコさんは、もちろんこのイベントに格別な思いがある。

盛大なまでの追悼イベントをやりこなし、ホッとしたのとは裏腹に、自分の中にある彼がいなくなったという穴をどう埋めようか、答えを探しているようであった。


きっと彼は、
空の上から今日の様子を見て、喜んでくれていたと思いますよ〜


と、確信しているwarabiなのであった。