前回の続き。

午後の作業から。


4)準備の終わった3本の柱をそれぞれの位置に立て、床に敷いた横材を das Joch くびき (これも専門用語よね!)で上に持ち上げ、なんとなく(ここ大事!)ホゾを組み合わせる。

柱を立てる段階では上下に多少の余裕があるが、くびきのネジを閉めていくことで横材が上に上がっていき、最終的にしっかりと縦材と組合わさると言う手段。この段階では、まだしっかりと組まず、ホゾを合わせる程度。

ちなみに、このくびきは、横材の下をレンガで補強した後、取り外される一時的なものである。


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5)立てた縦材に、横材を入れていく。
 
このとき、ホゾ同士を組み合わせの位置に持って行くために、一度縦材をずらし横材を入れやすい様にスペースをつくる。
右側にはドア入る予定なので、横材は上部にあるのね。


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複数のホゾを合わせながら、位置を決めていく。
重い柱なので、摩擦力は相当なもの。どうするのかと思えば、テコの原理と、このような木材の切れ端を使って、このように余裕の作業。ちなみに、横にずらしたりするために多少大きめにホゾを入れておくのも大事なポイント。

写真のホゾは計算間違いで(!)、ちと大きめに空けてしまったらしいのだけれど。。。
それを聞かなかったら、感心して終わっていたのになー。



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6)ホゾの固定と装飾のために、このような差しを作る。


バンバンと叩き付けながら仕上げていくものすごい手際の良さに見とれるも、叩き付ける音のほうにちょっと怖さを感じてしまったwarabi。

「ノミって、ああやって使ったりするのね・・・」
ノミは木の表面に当てて上から木槌で叩くというような、型通りの使い方しか知らなくて、ちょっと乱暴に感じてしまったの よ。


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そんなこんなで、あっというまに出来上がっていくデコスティック。


7)ホゾが組まれている全ての部分に穴を空け、デコスティックを木槌で叩きながら差し込んでいく。




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組み上がった柱たちがこちら ↓


重労働だから大変と思っていたのに、実質4時間ちょっとという超特急なお手並み。
さすがマイスター!お見それいたしました!!


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「柱3本なんて朝飯前」ってな感じ!


ここから先は、後日Mくんが時間を見つけて壁にしていきます。

それはまた別のレポートで〜〜〜