前回のレポから随分と間が空いてしまったのだが、暖炉作りの完成までここで報告しておこう!

振り返りたい方は、こちら から。



本体がほぼ出来て来て、顔ともいえる暖炉の窓作り。
ここまでは、本当にさっさと積まれていったのだが、ここは慎重にという感じで 丁寧に切った石を積み重ねていく。



fenster00



レンガはこんな風に切っていく。

schneiden
レンガ色の粉が当たりに散らばる



冷たい風の吹く中、2日目のこの日、Mくんはひたすら石切の作業をしていた。
warabiは写真を撮って、そしてすぐ家の中へ。さ、さぶいっ

いや、ほんと頭が下がる・・・役立たずでごめんなさい。




fenster



こうして、気を使う窓枠周辺も完成。

中を覗いてみると、きれいに保温石で囲まれた空間が見えるでしょう?
枠からぶら下がっているのは、ミネラル繊維。石綿みたいなもの。
この綿がある事で、熱で鉄枠が膨張してもクッションになり、組み立てたレンガを押して崩す事はなくなるという仕組み。



あら??
この穴は何かしら?

正解は・・・

暖炉と煙突を繋ぐ開口!!


煙突側の穴に、弁が見えるかしら??

この弁は、とても大切な役割。
火を使うときにはこの弁を開けて、炎が無くなり炭が赤々と燃える様になったら、この弁と窓を閉めて、空気の出ハケをなくす。そうすることで、炭に空気が行き渡りづらくなり、長い時間をかけてとぼっていくのだ。



loch
塔の天辺にこの仕掛け!


そんな大事な開口部には、掃除を可能にするための特別口を用意。

暖炉職人が焼き物職人に特注したという、暖かみがある飾り蓋♡


keramik



これ、すごく雰囲気があるでしょう?
古代ものみたい。縄文テクニックだしね。


その蓋をはめて、はい完成。

2日目の夕方の図。

煙突の前に、塔が建っているのだけれど、正面写真だとわかりづらいのが残念。
その塔の一番上に、飾り蓋がはまっているんだけれど・・・




ofen
完成!


暖炉の本格使用は、最低3ヶ月乾燥させた後でなければならないのだが、
完成祝いのために小さな火を焼べるのがシキタリだとか。

その火と煙の状態を見て、きちんと通り道が出来ているか、確認するためでもある。



ofen-feuer
祝い火


泊まりに来ていた友人と子供たちも呼んで、みんなで暖炉の前に集まり、シュナップス片手に乾杯〜♪
こうして、暖炉職人の仕事は終わるのであった。。。

その翌週のこと。
煙突掃除マイスターが、新しい暖炉をチェックしにやってきたそうだ。
暖炉を作る際は、必ず事前に場所や行程予定などの情報を煙突掃除マースターに届けなければならない。
暖炉完成の後のこのチェックで煙突掃除マイスターのOKがでれば、責任が暖炉作りマイスターから煙突掃除マイスターへ移ると言う訳。いわゆる、引き渡し行為ね。


今日、2日という短時間の作業で、このような完璧な暖炉を作る職人は少ないという。
今回も3人で3日間の予定だったのだが、Mくんの働きがよかったのか、2日で完成したのだった。
ご近所の暖炉職人は、10年前2週間かけて暖炉と薪コンロを作ったというし、これは超高速!!

煙突掃除マイスターは、彼らの仕事ぶりを見て
「あの若いのは、暖炉はちゃんと作れるんだ(あいつらはできるなという意味を込めて)」と言ったそう。


・・・ということで、現在はゆっくりとロームを乾燥中。
「いろんな人が、入れ替わり立ち代わりにやってきて、暖炉を見せてくださいというのよ」と義母。

それを聞いて、Mくんニンマリ。
事無いごとに、暖炉のある部屋まで行ってはその前でニンマリ。

warabiがニンマリするのは、寒〜い冬がやって来て、暖炉に寄り添って暖を取る頃かな(笑)!