Robert Wilson&Helmut Lachenmann " Das Mädchen mit den Schwefelhölzern" 
ロバート・ウィルソン演出 ヘルムート・ラッヘンマン作曲「マッチ売りの少女」



本日千秋楽。
メディア各紙からたくさんのポジティブな批評をいただき、音楽的にも高い評価をいただいたこの作品。現代オペラという分野で、あまり演奏されない(聞くチャンスの少ない)ということもあり、オペラファンは満足しているようだ。

4ヶ月もの間、この作品のためだけに過ごしてきたwarabiたち。
仕事をいただいたときは、Bobと仕事ができる嬉しさから始まったのだけれど、始まってみれば長期にわたっての膨大な仕事量、そして本番では 繊細なフォロー操作をするという重圧。 
初日が終わって、体が楽になったときに初めて、ストレスを抱えていたんだなーと気づいたり。

日本では「ピンスポット」と呼ばれたりする ”フォロー”とは、英語のFollow spotのことで、ドイツ語ではVerfolger フェアフォルガー という専門用語である。


繊細なフォローとはどんなものなのか。

ぐらぐら揺れないことや、シーンによってディマーをかける(調光する)ことはもちろん、 小道具のピストルだけ、手にぶら下げた角氷だけ、落ちた瞬間のカツラだけ、なんていう極端なフォローの要求が多々あり。


ご興味のある方、稽古風景写真はこちらです。
舞台写真 The little match girl 


厳しい演出家との体験は、とても良い思い出となった。


このwarabiが、RTという国際的フェスティバルで、”ボブと新作を作り、ハイナーに祝福される” なんて、誰が想像しただろうか。しかも、たった一度だけ、warabiのフォローにブラボーを名指しでくれた。これも、生涯忘れられない出来事のひとつになろう。


最終公演後より、一週間の撤去作業で 幕を閉じます。