カテゴリ: 日常 Tagliches


もう11日も固定電話が通じてない。

携帯があるので不便はないけれど、あるべきものは使えないとね。
先週に引き続きDeutsch-Telekomの作業員が来ては、どこが悪いのか間違い探し。

しかし、2度目の今日も見つけられず。

電話代、安くなるのかなぁ。


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さて、今日は warabiの大切なお仕事の紹介を。

冬の暖は、暖炉で取るのが普通なこの辺り。
どの家にも煙突があって、寒い日には 必ずモクモクと煙を上げているのが見える。

当然、街や設備の整った家々には、いわゆるセントラルヒーティングがあるので、暖炉は補助的に使うくらいだろうけれど。



そんな訳で。
敷地のあちこちに 暖炉用の薪が高く積まれている。



brennholz
左向こうに見える家には 薪だけが積まれている

holzschoppen
薪の家はこんな感じ
手前は使用済みの空間



毎日の日課。

その薪を・・・



holz



こんな風に、

1輪車で家の中に運び入れること、2往復・・・


ofen



暖炉に入れて・・・


lieblingsplatz
うっとり 目を細めちゃうリリ


火をつける。


これ、猫のLili リリの大好きな番組

欠かさず見てるもんね!



これを朝晩2回で、一日中お部屋は暖か。

暖炉はレンガ製。
内部にはSchamotte 耐火粘土が積み重なっているので、火が消えても暖炉からはずっと暖気が漂う。

体が冷えたら背中をレンガにつけて座れば、遠赤外線によってポッカポカに。

暖炉で、冷え性解消!!

Mくんが、不思議な体験中。


なにが不思議かというと、、、

Mくんの水疱瘡(みずぼうそう)のウィルスが目を覚まして(!)しまったのだ。



初めは部分的な頭痛(右半分だけ)がやってきて、あの水ぶくれのような出来物は2〜3日後に現れる。その疱瘡が出来るまでの感染から72時間が勝負で、その間に医者に行けばワクチンなどで対処できるそうだ。
しかし頭痛という症状だけの場合、アスピリンを試したり様子を見たりするのが普通。それでもさらに続くので、おかしいぞと思って医者に行く頃にはアウト。自然完治を待つしかない。



warabiの知識でいうと、

水疱瘡はおたふく風邪と同じ理由で、一度かかれば免疫が出来て2度かかることはない。大人になってからかかると症状が重くなるので、子供のときにかかっておいた方がいい。予防ワクチン効果あり・・・

であった。

そう、あの水ぶくれがかゆくて、でも破れると水疱瘡のウィルスを含んだ液体が活躍し始める・・・だったよね。



お医者さまの話によると、

水疱瘡の免疫は脊髄が記憶していて、人によるとその記憶がなにかの拍子に目を覚ますことがある。Mくんの場合は、もしかして年末年始の忙しさのあとの風邪が引き金だったのかもしれない。
その場合の症状は全身に出来る水疱瘡とは違い、部分的な帯状であることからこう呼ばれるらしい。帯状発疹の場所は、骨髄の記憶場所によって変わってくる

とのこと。

まるで足裏反射区のような仕掛け!



ドイツ語で水疱瘡は、

Windpocken直訳だと「風の疱瘡」ウィルスだからね)

といい、数十年して目を覚ます可能性のある帯状疱瘡のことを、

Guertelrose(「帯の薔薇」の意)という。



講習中のみんなも心配して、warabiなんか「これが 深刻な病気だったらどうしよー」と思ったりして、講習の疲れよりも気づかれのほうがずっと多いくらいだったのにーーー


Mくんには悪いけれど、この状態がちょっと面白い。

「妊婦さんと赤ちゃんには絶対近づくな!」


命令が出ているのだ。

もちろん、まだ感染していない人に対してもNG。しかし、誰かを介して第三者にうつることはないのでご安心を!

例えば、赤ちゃんのいる同僚がMくんと一緒に仕事をしたために赤ちゃんにうつることは絶対ない!ということ。



ベルリンの仕事場では誰も気にしていないけれど、週末田舎に帰ったとき。
みんなお茶をしにきても、握手をして抱き合うドイツ式の挨拶は置いておいて、「様子はどう?」などと半径3m以上には近づかないのだ。さすがメクレンブルク人!


Mくん 汚染されている!?


現在8日目、疱瘡はちょっとだけカサブタらしいものが出来始めている。
発症5日目でようやく医者に行ける時間が出来、痛み止め(強い薬らしい)
を処方してもらったので、本人は楽になったらしい。

(後記:10日目。右目の眼球までウィルスがやってきて炎症を起こしているため、眼科にもお世話になる
  本人曰く、「かさぶたはかなりかゆいし、頭痛よりも眼球が痛い」とのこと)





今回はおかげで勉強になりました。
みなさんも頭痛になったとき、慌てずにこんなこともあるんだということを思い出してください。

今週末、演出家との明かり作りに向けて、フォーカス&仕込み直しの日々。
夕方5時から夜中2時ごろまでのシフトなので、4時前に寝て9時か10時に起きるというある程度規則正しい生活中。

warabiは、規則正しければ 睡眠時間は短くても割と平気な方。
だから、もっとゆっくり寝られても目が覚めちゃうのよね。
Mくんは反対に、しっかりと寝る方。

だから。
朝食の前においしいコーヒーをいれて、メールチェックしたり本を読んだりできるからうれしい。

そして、出勤前までの時間、有意義に過ごせるのも遅番ならでは。
早番だと夕方に終わっても、なんだかダラダラして寝る時間になっちゃう。でも、午前中に時間があると、効率的に使える気がする。

昨日は、仕事前にミニ自転車ツアーをした。

ルール工業地帯と聞くと なんだかとっても自然が少なそうだが、意外や意外、多くの自然に囲まれている。

川が多いからウォータースポーツも楽しめるし、自然の中に作られた自転車専用道路を使って、ルール地帯を巡ることが出来る。



fahrradweg


wildente


swaene



野原や水辺には、野鴨や鷺、白鳥などがものすごい数。
まるでここは "鳥天国"。

白鳥親子スーッと 近づいてくるので、こちらも寄っていくと・・・

親鳥にものすごい勢いで

「ヒーッ ヒーッ

と威嚇される。


warabiは

「エサをくれないなら、子供たちに近づくなよ!」

と理解した。

全く。
人間をなんだと思ってるんだか・・・




chocoladen


chocolate



帰り際には、ちゃんとコーヒーブレイク。

ここは、先日偶然見つけた近くの村のチョコレート屋さん

ドイツらしからぬ (?) おしゃれな店で、映画の「チョコレート」を伺わせる雰囲気。
フランスか、ここは!?

前回は4つもチョコレートを選んでしまい後悔したので、今回は2つだけ。

一個を半分ずつにして、2度おいしい〜
なーんて。



小さな幸せをもたらしてくれた、ミニ自転車ツアーなのであった。。。


Ruhrtriennale のために、Bochumに来ている。

中止となったSchlingensief のプロジェクトがMuehlheim an der Ruhr ミュールハイム(ルール川沿い)で行われる予定だったため、ミュールハイムからボッフムへの出勤となった。



ロケーションは最高。

庭付きのお部屋なのだ。



flur
廊下から玄関を見る



kueche
キッチンから庭を臨む





ロケーションは最高~

庭にはコールラビ、人参、ラズベリー、いちご、すぐり、ミニトマトなどが植えられていて、ぼちぼちと収穫できる様子。

数日水やりをする人がいなかったためか、暑さのためか、庭全体がぐったりモード。到着早々、水やりにコールラビの収穫、人参の間引きなど庭仕事を行った。

あれ、これって田舎暮らしと変わらない。。。

仕事の合間に庭仕事ができると、Mくんは大喜び。
まぁ、朝ご飯をお庭で食べられるのは気分がいいけれどね。

庭仕事、やってもらいましょう。

warabiはひとまず、
適当に雑草取りでも、ね。


梅雨の日本からは到底信じられないだろうが、
Schnatereiでは1ヶ月以上ぶりに雨が降り出したところ。


わ〜い、雨だぁ




regen





朝からカラッと晴れた青空で、日中は40度を超える晴天だったのに、一転して重苦しい雲に覆われ、ザーッと降り出した雨。

普段だったら、自転車に乗るのにも傘をさして歩くにも、「やだなー」と思うのに、田舎暮らしだとそれも違ってくる。

そう。

「恵みの雨」となる訳だ。


なにせ、ずっと雨がなかったものだから、井戸の水もポンプで汲み上げるには水位が低くなってきていて、羊に水をあげるのもお花に水をあげるのも一苦労。


蛇口をひねると雨水を貯めたタンクから水が流れてくるのだが、これもきっと半分以下に減っていたはず。

洗濯物やシャワーの回数を減らして慎ましい生活をしていた、warabiたち。
これで、洗濯できるよーーー



pause
夏小屋の前で 羊も雨宿り?
雨はあんまり気にしないんですけど・・・



羊のための芝生も、カラカラ大地で育ちが悪くなっていたし、雨の直前に芝生の種まきをして一応ホッ。


死活問題ですよ、雨が降らないと!


うれしいっ ♪

ほんとによかった!!

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