warabi's tagebuch

カテゴリ:アート Kunst > 音楽 Musik

Haus der Berliner Festspieleが主催するフェスティバルのひとつ、MaerzMusik は劇場改修中ということで、街中の別会場で行われている。

今週から、warabiたちそれぞれの会場に分かれてコンサートの準備をしている。


sophienkirche
Tachelesの近くにある Sophienkirche


今週末は、 Sophienkirche (プロテスタント)の担当。
ここでは普段から、コーラスのグループ練習ほか、様々な音楽イベントが行われている。

例えば、毎週金曜日 16時から30分間、この素敵なパイプオルガン(写真:下)のコンサートが企画されている。

今度ゆっくり鑑賞してみたいわ。



Orgel
仕込み時、オルガンの練習中だった


さて。
 Quartetto Prometeo コンサートの様子。



mmusik



MaerzMusikは、現代音楽のフェスティバルなので、warabi的には ??? zzz...の時もある。
しかし、このグループの醸し出す音は、室内エコーとアコースティックと合い絡まってい〜い感じ

フォーカスしながら、
へぇ〜♪
と聞き入っちゃったりして、とても優雅な気分
おほほ。

クラシックのアーチストにありがちな、明かりを嫌う態度は全くなく明かりを点灯するとまぶしくて集中できないので消して欲しいといわれる)、練習熱心で、とても感じのいい人たちであった。

来週は Neue Nationalgalerie
楽しみである。



雅楽

あまり慣れ親しんだことのないアジアの音楽。
雅楽は「宇宙」を表していること、皆さん知っているだろうか?

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これは打楽器の釣太鼓


●笙(しょう)は、「天から差し込む光」

●龍笛(りゅうてき)は、「天と地の間を縦横無尽に駆け巡る龍」

●篳篥(ひちりき)は、「地上にこだまする人々の声」

はみなさんもご存知の通り、高いふぉ?という和音を出す楽器。
17本の竹管を合わせた筒状の形をしている、あれである。
天から差し込む光が和音だとは、、、なるほどこの包み込まれる感覚が光なのか!

龍笛は、ぴょ?という高音の笛。乾燥した高音が竜の昇天を思わせる。

篳篥とは、ぶぉ?と力強く鳴る笛のこと。メロディーの中核をとる楽器だが、これが人間の声とはまたまた驚き。

この3つで、「天・空・地」を表現しているのだそうだ。
「天・空・地」=「宇宙」。
そう思って聴き入ると、なるほど。そんな風にも聴こえなくもない。

ああ、
出来ることならwarabiも笙を吹いてみたい。
なんといっても、笙は宇宙の中の「光」を表しているのだから、体験したい!と思うのも当然である。

中古の笙ってあるのかな。。。


warabiにはとても勉強になった、
山口でのお仕事なのであった。。。


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昨夜がプレミエ。
Heiner Goebbelsハイナー・ゲッベルスの作品は、以前に「Black on whote」をDVDで見たきり。
彼の率いるアンサンブル・モデルンと共演の(確か彼も出ていた)、空間演出作品ともいえる音楽作品だった。

Mくんから数年前に彼の素晴らしい作品を見たと聞いた。
俳優一人きり、初めはビーマーに映し出された部屋にいてそのうち家(舞台)から出ていなくなってしまう。カメラは追っかけてている。どうやら外に出てタクシーに乗った模様。
・・・で終演時間近くにまた舞台に戻ってくるという不思議な演出で、とても美しかったし、驚きもいっぱいあったらしい。

で、今回は
I went to the House but did not enter
ものすごくしっかりとした部屋の舞台美術が3つ(写真は2つめ)。それぞれのシーンを4人の白髪紳士が演じ、アカペラ・カルテットを披露する。
2つめのこのシーンは一番視覚的にはきれいだった。
たまに鳥が飛び立ったり、バイクが通ったり、ビーマーの影絵遊びがある。

視覚的にはきれい、3作品分の凝った舞台美術はお金がかかっている、音楽もソリスト達もすごい。
しかし、warabiが想像していた空間演出とは違っていたのよね。
あまりに演劇的な作り込んだ装置に違和感というか、、、これを気に入っている人ももちろんいるのだけれど、えーっと、warabi的には抽象的な背景の方がこの演出にはきっといいのではないだろうかと、勝手に想像したりしていた。
シーン音楽劇と題しているから、その意味ではいいのかも。

テキスト(エリオット、ブランチェット、ベケット)は英語、ドイツ語字幕。

この作品にはwarabiも(Thechinik全員)出演中。
それぞれの家への転換は客席から見えるようになっているので。
なにしろ巨大な装置の大転換だから、大人数で動く。
これがきっと面白く見えるのだろう。

転換シーンだけは残念ながら見ることができない。。。

<< Orchester-Karaokeの様子 >>





マドンナのLike a virginを歌うひとりの男性客。もちろん、観客席に座る約400人と出演者100人ほかも大声で合唱に加わるのよ♪

カラオケの歌詞を担当したMatthiasさんは、長い印刷された紙を上にずらしながら、指で進行具合をなぞっていく。指の出演でも、彼の人間性が見えてくるのがおかしかったわ?。

2時間にも及ぶ全員参加の大コンサートは大成功。主催のLilienthal氏も最後まで会場に顔を出し、劇場をも守っていた。

長く生きていると、ひょんなことから情報を得て、賢くなった気がすることがある。

本日得た知識は・・・

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バイオリンは何の木から出来ているか知っているだろうか?
すべての弦楽器は、裏はかえでの木、表は松の木でできているらしい。(ちなみに側面もかえでの木)
warabiは松の木は結構堅いと思っていたけど、かえでのほうが堅く、松はちょっとやわらかいんだそう。弦楽器の音色は、同じ木の箱という環境から醸し出されるハーモニーなのね。

そして、弓は・・・
答えは、馬のしっぽ。
演奏者の方が、弓をほどいて見せてくれたけど、白い馬のしっぽらしき細いものが束になっていた。これを1本の束にして、松ヤニを付けて、弦を弾くのだそうだ。弾いている間に摩耗して切れてしまうので、2ヶ月ごとに交換しなければいけないそうだ。馬の毛はモンゴルから。モンゴルといえば、遊牧民、パオ、ゴビ砂漠、「スーホの白い馬」。。。

wikiをみると、弦はもともと羊の腸でできたというから、全て自然界にあるもので造られていたのね。
素材+職人の技術+適切な管理+音色=すっごく高い!!
という構造も納得!!!

クラシックの楽器は、職人の造った秀作を長い間メンテナンスをしながら大切に使われるもの。本日のアンサンブルには300歳というビオラが来ていた。150歳のバイオリンくんは、その半分しか生きていないことになる。

長い間ご苦労さんです!!
堪能させていただきました!!

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