カテゴリ:アート Kunst > 劇場 Theater

TTは、Theatertreffen のこと。

では、xxx って、なに?




答えは・・・



xxx



↑ これ。





または・・・




xxxx

↑ これ。




TT2010 準備中。


去年とは
全く違う雰囲気。


いや〜、
どうなるんでしょう???


病欠の翌日(今日ね)

久しぶりに出勤してみたら、なんとwarabi以外にもたくさんの人が風邪気味状態でびっくり。
血の混じった鼻水が出た(鼻血じゃないよ)という人もいて、なんだか怖いよう、怪奇現象のようで・・・

そんなに悪いのか、ここの環境は!?

まぁ、
飛び散っているコンクリートの細かい粉塵をあれだけ吸っていたら、病気にならない方がおかしいよね。

週末、プロの清掃業者さんが入って掃除をしてくれたので、先週よりは10倍ほどきれいにはなってきた Bfs 。
でも、まだまだTheatertreffen直前まで第1弾の工事は続けられるので、埃もまたたまる訳で・・・
いつまで、いたちごっこをしなければならないのか・・・


約2日寝ていたwarabi。
しっかりと (!) 体力が落ちていて、階段登ってもハァハァと息切れする始末。仕方がないか。

しかーし。
いいこともあったのだ。

デトックス効果

なぜかと考えてみれば、
ビタミンCと水分はたっぷり取っていたものの、食べ物は最小限だったため、「出るものは出」た結果、

お腹すっきり
お肌の状態よし
疲れぎみの腎臓の張りが消え
身体も軽くなり
いいことづくし!



ebichiri
疲れた身体に作った夕飯の エビチリ
これなんか コレステロールたっぷりだったし・・・



プチ断食ならwarabiにも出来そうだと思いながら、やっぱりなかなか踏ん切れなかったが、風邪となれば話は別。
特にお腹はすかないし(まぁ、それどころじゃない訳なんだけれどね)、水分摂取は結果いつもよりも多くなるし(熱が出るし、咳も出るので水が飲みたくなる)、お酒は当然飲まないし、老廃物が外に出やすくなるのではと思うのだ。


・・・もちろん本当のところはわからない。
気がする というだけで!





それにしても、
「風邪ダイエット」なんてあまりに危険なので、
絶対に真似をしないでくださいまし!


ベランダから見える景色。

芽吹き始めた木の葉が西日に照らされて、オレンジ色にキラキラしている図。

fruehling



夏になると生い茂った樹木により、向こう側の建物は完全に見えなくなるのだが、今はまだ半分くらい見えている状態。

この色彩のグラデーションは今の短い時期だけ。
黄緑色は日々濃くなりつつ、またどんどん増えていくのを、ベランダでコーヒーを飲みながらゆっくり堪能しているこのごろ。


+

さて。 

Bfs劇場の新しい住人の話


eichhoernchen
人を怖がらないから 結構側までやってくる野生動物
餌付けをしないドイツでは 野生動物との共存がうまくいっている



小さなこの動物がそう。
見かけるのは一匹だけだから、今のところ劇場の中庭に一人暮らしかな。


この Eichhoernchen キタリス は、ドイツではよく見かけるリス種。

ベルリンの中央部にど〜んとある Tiergarten公園を散歩していると、よく見かける野生動物のうちの一種。
体長20〜24cmくらいの赤茶色の小動物を見かけたら、この種とみて間違いない。

とにかく、昔からこのBfsに住んでいるのんびりとしている kaninchen うさぎ に比べ、ちょこまかと忙しそうにエサを探しまわる動きが、かわいくてならないの。

階段に面している小窓を覗くとちょろちょろとしている Eichhoernchen に会う確率50%、かなりの頻度である。

ああ、楽しい〜 ♪

土に埋まっている何かを掘り出して食べてみたり、庭にある館ティーネのテーブルに登って何かを探しまわったり、とにかく向こうは真剣なんだろうけれど、見ているこっちはつい顔が緩んじゃう。

お掃除や、器材運びもまぁいいかなと思えてくるから不思議。
warabiは、とことん単純なのである。









Haus der Berliner Festspiele 改修中。


umbau_theater

なんだか ホッとする瞬間


なので、こんな風景が劇場内部から見られる。


ご覧の通り、これは窓からではなくて、ぶち壊した壁を通して表の建物が見えているのね。

どこをとっても内部は完全な工事現場と化しているので、ホコリが舞い立つ向こうに空が見えると、なんだかとっても得をした気分になる。


内部はこんな感じ。



neuebuehne
ここは木の加工だから、いい匂いだし きれいな方


新しい舞台の床はとってもきれいで、つるんつるん。
白木の色も美しいので、これが黒く塗られるのかと思うと、とても残念。

しかし、「このまま!」という訳にはいかないよね。
さすがに・・・





Berliner Festspieleで行われる Theatertreffenはもう間もなく。

現在、仮の劇場に戻す作業中です〜☆


warabiの働くHaus der Berliner Festspieleでは、期間を刻んで改修を行っている。

2009年夏には地下の作業場を改修。
2010年明けてから、5月のフェスティバルTheatertreffenまでの間に舞台一部を改修、そしてTT終了後、冬のフェスティバルまで残りを改修という手順で行われる。

そんな訳で年明け初めのお仕事は、大掃除から。
大掃除と言っても奇麗にする掃除ではなくて、大事なものを工事の被害に遭わない安全なところに移動したり、いらないものを処分したりという、どちらかというと引っ越しに近い作業だ。
それも「家庭の引っ越し」でなくて、「劇場の引っ越し」ね。


いつも舞台で扱っている器材なのに、コンテナ積みが出来るようなフォーク用ボックスに入れたりする作業で、通常とは違う部分が筋肉痛になったりしているwarabi。
どこ触っても痛いくらい全身筋肉痛(これはいつもと一緒か・・・)

器材だけじゃなくて、作業テーブルや棚なんかもスチールの手作りだったりしてすっごく重いんだもん。



5日間で出たゴミの量はものすごかった。
ゴミを分別。材木屑(これはMくんがもらって暖炉に使う)、鉄くず、本当のゴミなどに分ける。

本日奥舞台に溜まりたまった鉄くずを、車に積め集積場に持て行った。

改修したらもう使われないはず(法律によりCEEに変わる)eberlエベール というプラグ&コンセント(オスもメスも同じ形)、古いトランスやケーブル、それに壊れた机やイスといった家具まで様々な形と金属が混じっている。

eberl

写真:Eberlのイメージ
このEberlはプラスティックだが 金属のものがメジャーだった
プラグとコンセント共用で上下向きを変えて差せるようになっている


純粋な銅とアルミニウムは高価なので、最初に間引いて計量・計算。
その成分を含むものはまとめて計算。そして余った鉄や合金などを
鉄くずの山に捨てる(加える、と言った方がいいのか)


schrott4_350

写真:鉄くずのイメージ


最初と最後に車ごと計量して、その差引で計算する。
鉄くずを持ち込むトラックは数多く出入りしているが、700kgという数字に量りを見ている人は思わず「嘘だろ!」と声を上げる。

warabiたちも全部で700kgもあったんだと感嘆。いや、運んだんだというべきか。。。

そして売り上げは・・・

なんと180Euroとちょっと(2万3千円程度)。にんまり
いや〜、リッチな気分になるでしょう。これは。

日本人は使用しなくなると粗大ゴミに出してしまうけれど、ドイツ人はそんなゴミも分別してお金にしてしまう。

つまるところ、

ゴミにしない。
素材を再利用する。
使えるから売れる。
売れるからみんなが持ち寄る。
週種場所が出来る。
リサイクル業者がいる。
加工業者も助かる。

物の命が なんどもぐるぐる循環して使われる。
これは 素晴らしいエコでないの

空き缶集めをしている路上生活者や鉄くず集めの業者、みんなエコに協力して生きている。

warabiたちもエコに協力して、ちょっと幸せになる。

なんだか、
そんなことを考えてしまった1日なのであった。







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