カテゴリ:ドイツ風 _ Deutsch > ベルリン生活_Berlin


今年は雨が多いので(こんなことは稀!)、我が家の農作物はここまでとても順調に成長している。
 
庭作をしているのは、もっぱら義母。
畑仕事をやる欲と元気が出てきたってこと、 ありがたいなぁ。


今年は定番野菜だけでなく、新作にも挑戦。

ラディスヒェン、コールラビ、人参、カボチャ、ジャガイモ、ネギ、サラダ菜、ハーブ、インゲンに加え、豆さや、フェンヒェル、神経質なトマトまでも!!!


tomato
トマトも順調!


毎日のケアはほとんど人任せ。たまに、雑草取りや水やりを手伝うくらい。
でも収穫担当は、もちろんMくんとwarabiである。



一坪くらいの小さな一角が、こんもり青々としている様。


yazai
なにが隠れているでしょう?



さ〜て、上の写真で、どこに何があるのかわかった人。あなたも家庭菜園派ですね?

 
答えは、こちら。 


seikai


こんなにぎっしり植えられているんですねぇ(笑)。
ルッコラはいつもながら、爆発寸前!


みんな元気に育って、warabiはとてもうれしいよ!!!


 

ベルリンに存在する隠れ家的な名所、PAN AM LOUNGE


60〜70年代ベルリンに発着する唯一の航空会社だったPAN AMは、パイロットや搭乗員のためにこの宿泊施設を提供していた。建物の最上階2階分に当たる空間は、ほぼオリジナルのまま残っていて、現在はレンタルスペースとなっている。


今年35周年を迎える 2013年Theatertreffen Stueckemarktは、いつものBFS劇場内ではなく、この特別な空間を利用して行われた。


以下、仕込み時の様子である。


Panam
Pan Am Lounge

kaminzimmer
Kaminzimmer


最上階10階からの展望はこのような絶景。
Zoo側の眺めは、動物園とTiergartenが続くのでずっと先まで緑一色。


aussicht
動物園裏口 右側に水族館


10階から9階への非常通路は、このような遊び心でいっぱい。
左は非常通路、右は9階から8階へ下りる階段のデザイン。どこもかしこも、PAN AM一色!


flurtreppe



従業員の制服ももちろん、PAN AMコスチューム。
パイロットやスチュワーデスの制服に身を包んで、バーやフロアの仕事をこなしている。


panamlounge


名物のドーナツももちろん、PAN AMカラーだ。


doller
両替係のスチュワーデスを見つけて 両替する様子


ここで飲み物や食べ物を手に入れるためには、EuroをDollerに両替しなければいけない。
観客のひとりが「ここはドイツではないの?」と聞いていたのには笑ったけれど、これは小旅行的なアミューズメント要素だよね。


さて、Stuekemarktの話題。

この広くて豪華なマンションのあちこちに設置されたCDプレーヤーには、新旧含め選び抜かれた35人の作家によるリーディングを聞くことが出来る。
観客は会場になるや、各々好きな作家や、好きなロケーションに身を沈めてじっくりとテキストを楽しむ。もちろん、コーヒーやワインを片手にというのもあり。


terasse



1時間ほどすると、観客全員が全てのリーディングを回れる様、グループごとにスタート地点を決めるアナウンスが聞こえる。
準備ができると、各部屋やコーナーで決められた俳優たちが、決められたテキストを手にライブのリーディングを同時多発できにスタートしていった。


リーディングは3人の演出家によって、毎日違う演目が催されたので、照明や音響だけではない、家具の移動など(普通は小道具って言うけれど)仕込み替えがもう山ほど・・・ おかげでみんなが筋肉痛(笑)。



下の写真は、Stephan Kimmig:演出による、Rebekka Kricheldorf:作「Der Weg des Krieges」("戦争への道")の様子。

会場が劇場ではないことや、事前に情報を入手できないなど、いろいろと大変なことは合ったけれども、Stephanとの共同作業は建設的で楽しいものだったので、全てが報われるなぁ。



stuekemarkt01
原始人風バージョン


今回のリーディングは、もうほどんどリーディングの枠を超えて小さな演劇作品となっていたくらいの完成度。そういう意味では、ショーケースといっていいだろうと思う。


俳優たちによるリーディングは普通だけれど、今回は珍しく人形によるリーディングもひとつあった。
Christoph Mehler&Philipp Preuss:演出による、Oliver Bukowski「Tuba」がそれ。



stueckemarkt02


激しく動く人形をカメラで追うと、人形が話しているように見えるから不思議。話しているのは人形遣なんだけれど、ね。



konferenszimmer



会議室からテラスを覗く。
日が沈むとこんな雰囲気に・・・

リーディングが終わっても、数時間ゆっくりとCDを聞く時間が用意されていたので、みなさん思い思いに時間を過ごされていたのが印象的。warabi的には、拘束時間は長かったけれど、なかなか味わえない空間での仕事だったので、刺激もたくさんいただいた。

みなさん、お疲れさまでした〜!




雲の中を歩いた。


それは、ベルリンでも有名な現代美術館 Hamburger Bahnhof (ハンブルクの駅)で行われている、


Tomás Saraceno. Cloud Cities

でのこと。
 
いわゆる、「体験型」アートというやつね。




cloudcities
「CLOUD CITIES」


まず、雲を見る。



wolke01
キラキラ☆



ここでは、一口に雲と言っても、
ひとつひとつのエレメントが違うし、そして構造も"特殊" なのである。

カラフルな"粒子"だったり、植物そのものだったり。




wolke03
空気中の微生物が固まったらこんな感じ?



element
水一粒


よく見ると、雲の構造は しっかりと(?) "水の粒"で支えられていたりして。

あ、"霧がプログラムされて吹いている雲"もあったわね。
(YCAM作品「LIFE - fluid, invisible, inaudible ... 」を思い出すわ...)




ある雲では、

「雲の中に入ろう」 体験者移動中。



wolke02
雲への道
ちょっとNASA風



・・・なんだか、
科学技術館の宇宙体験図みたい。


この小さな雲に入るとどうなるか。

径が小さいため、マックスの二人ではいると、体重の重い方に引きずられてずり落ちてしまう。
よって、動作が自分の思い通りにいかず、それを維持しようと結構な体力を使うはめになり、しかも風船の上を移動している状態なので、かなり不安定歩行となる。


這い出てきた時は、、、

体はゆらゆら、脚はふわふわな感覚を持ち続けていて変な感じ。。。
そう、トランポリンを楽しんだ後のように三半規管がおかしくなているような。。。


子供でなくてもはしゃぎたくなる。

うわっ、た、楽しいっ。



grossewolke
エアプランツ何百株?



最も大きな雲では、外からも中からも、沢山の人たちが雰囲気を楽しんでいた。




schwimmen
余裕で手を振る游者たち


例えば、

「雲の中を泳ぐ人たち」


動きが、結構可笑しいのよね!


im wolken
ここはどこ?


と、

それを雲の中で楽しむ人


雲の中でも、子供たちは元気に駆け回っていた。
それを見守る大人たち。

一見、公園にある植物園の中みたい(まさか!)




errinnerung
空が素敵♡



記念撮影もパチリ♪


外はピリッとする寒さだったけれど、
あそこはとてもふわふわして、気持ちのよい空間だったのでした



ドイツの農家のことわざに、


Ist er warm der Januar, wenig taugt das ganze Jahr.

「もし1月が暖かかったら、1年を通してあまり役立たない」



というのがある。


例えば、農業的にいうと、秋の実りが少なくなるとか、そういう意味らしい。

今年のドイツの冬は、これまで全然冬らしくなかった。
クリスマスも暖かくて雪はなかったし、年が明けても徒歩ならば手袋無しでOKかも?という日が続いていた。

それが2月まであと数日というところで氷点下となり、Tiergarten ティアガルテンの池にも氷がはった。ホッ。
間に合ったのか、間に合わなかったか、それがはっきりするまでにはもう少し時間がかかるわね。

「冬が短いとその年蝶々の数は少なくなる」らしいので、春〜初夏になれば〜きっと。



warabi宅のバルコニーには、田舎のクルミを割って野鳥の非常食を常備。
土が凍り付いても、鳥たちが最低限のエサを得られる様に、ね。



meise
エサを探しにきた 四十雀



今年はいつもの Meisenkugel 四十雀ボール を購入せずに、古いクルミを野鳥のエサ代わりにする事にした。
古いクルミはwarabiたちも食べないし、貰い手もない。捨てるのももったいないから、まぁeco飼料といえるかな。

同時に、油脂の多いナッツ類は零下でも凍りにくいし、またカロリーもあるので、エネルギーを蓄積できない小さな小鳥たちにとっては、もってこいの非常食なのだ。



spazieren
お散歩大好き♡



お隣さんのPaul パウルも、お散歩時にはしっかり冬支度。

短毛のパウルは外に出ると、冷たいアスファルトや土に四肢を置くからか、もしくは冷たい風にさらされるからなのか、ブルブルと震えが止まらない。

そんな彼のために、お隣さんは暖かいヤッケを買ってあげたのね。

とっても似合っているよ、パウルくん!!


やらなければならないことがあるのに、気分転換するという名目 (!) でパウルのお散歩に同行したwarabi。

彼はとってもお利口さんで、公園でリードを外されても、突っ走ってどこかへ消えたりしないのだ。
注意深く、方向を間違えない様に、ある程度走ったら、お隣さんを待つ。
わんちゃんが寄ってくると少しだけ一緒に遊んで、こちらが呼ぶとちゃんと戻ってくる。

えらいぞ〜!


このテーマではなかなか話が尽きないので、
みなさま 今日はこの辺で・・・










初仕事以来12〜14時間の勤務が続いたあとの、1日休暇

今日はとことんダラダラしようと決めていたのに、出さなければいけない封書や小包がいくつかあったので、仕方なく(!)ぐっと気を入れて外へ出かける。

ポストへ行って、帰りがけに近所のトルコ人商店により、明日の朝食用にオレンジ&アボガドと七面鳥のサラミを手に取る。
あ、ここで蕪が買えるのねー。もちろん、嬉しくて一束購入。

横のパン屋でエクレア(Liebes Knochen 大好きな骨というのはこのパン屋だけ?)を買って、Jogiティーと一緒にいただこう〜っと。


部屋に帰って、お茶をいれてエクレアをいただいていると、
もうこれだけで、なんだかもういろいろやったような気がしてくる。満足、満足。


すると、ドアから

ピンポーン


ドアの外にはお隣さんが・・・
ワンちゃんと・・・


お隣さん 「先ほどはドアを強く閉めてしまってごめんなさい。」

warabi     「大丈夫です。気にしないでください。あ、パウル元気?」

Paul      「・・・」

お隣さん「うちでお茶でもいかが?」

warabi    「え〜!!もちろん、喜んで!」


まぁ、ざっとこんな感じの会話があって、初めてお隣さん宅へお邪魔したのだった。。。



今回この縁を取り持ったのは、
ワンちゃんのPaul パウル ♂。


あまりベルリンの部屋にいないwarabiたちが、先日朝7時半という暗い中出勤にあわせて自転車を準備していたところ、初めてお散歩に出かけようとしている Paulに出会ったのだ。

恐がりなPaulはそのときお隣さんの影に隠れてしまって、ちゃんとご挨拶できなかった。
でも、その出来事で、お隣さんは間違いなくwarabiがワンちゃん好きであることを見て取ったのだろう。





paul
ぼく パウル!



「年金生活になるので時間が出来るでしょ。だから、飼い始めたの」


お隣に犬が住んでいることを全く知らなかったのだが、聞いてみたらここ1年半ぐらいのことだという。ほんとにご近所付き合いしていないよね、反省・・・


すごーく興味津々なのに、同時にビクビクしていたPaulだが、
お話ししている間に勝手にwarabiを受け入れて、お遊びモードになっていた。

かわいい♡


2時間ほど、犬と戯れながら、お茶とお菓子をいただいて、なんだかとても癒されてしまったwarabi。
素敵なお隣さんとやんちゃでかわいいPaul。

ワンちゃんが取り持つ縁。
今後が楽しみだわ〜




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