カテゴリ:動物_Tiere > 野鳥 _ Wildvogel

みなさん、お久しぶりです。

2015年が明けて、初めてのブログ更新が3月になってしまいました。
あまり更新できていませんが、どうぞ今年もよろしくお願いします。


まずは、うちの羊を代表して、ミミちゃんからもご挨拶です。


ミミちゃん


大きくなりましたよね〜。

哺乳瓶でお乳をもらっていたのは、去年の5月のこと。そんな彼女ももうすぐ、1歳になります。ほとんど独り立ちできていますが、人間が近づくとまだまだ甘えてきます。かわいい♡


さて。
今年の冬は去年同様短期でしかも比較的暖かくて、ドイツの冬らしくなかったです。ここのところ大雪だったり、氷点下15度なんていう寒さはやってきていないことからすると、やっぱり気候変動しているんでしょうかね。

 
冬の風物詩の餌場は、おかげさまで野鳥たちには好評で今年も毎日にぎわいました。
中でも一番目を引いたのが、このBuntespecht アカゲラの雌。


buntespecht
 


四十雀用の羊の脂を食べにきていました。彼女には狭くてぶら下がりにくい場所だったのですが、こんな風にしがみついてついばんでいました。そこまでして食べたいのか、、、とても器用ですよね、、、


 
今は歯医者にかかっていますが、今年もけがもなく健康に過ごしたいです。やっぱり健康第一(笑)!


今年の夏には、家の屋根を吹き替えたりと大工事が予定されているので、いろいろと報告が出来ると思います。これは今までにない大きな規模の工事です。これぞドイツらしい、男の仕事っていう内容をご紹介できるでしょう。


どうぞお楽しみに〜! 

大変ご無沙汰しています。
鳥のネタを書き留めたくて、久しぶりにこのブログに戻ってきました。




今年田舎の家の周りで巣作りをしてくれたお初の野鳥は、
Hausrotschwanz クロジョウビタキ  。

hausrotschwanz01


今までこの鳥を街中で気軽に見かけることはあっても、この周辺では目にしたことがなかった。だから、とっても嬉しいのだ。

Rotkehlchen ヨーロッパコマドリや、 Bachstelze ハクセキレイのように人の近くで生活する鳥のようで、庭で朝食時などにテーブルの周りを飛び回ったり、屋根伝いを歩いたりしてくれて、warabiたちを楽しませてくれる。
クチバシは雀と違って細く、どちらかというと四十雀のそれのよう。身はすらっとしている。時にはハチドリのようにホバリングしていたりと、飛び方を見ても身のこなしが軽いというのがすぐにわかる。

 
彼らは、今子育て中。
興味深いのは、なんとお古のツバメの巣を再利用していること。

以前にここでツバメの子育てがあったので、これは確かな事実。wikiで見る限り、”枯れ葉や苔を土台に巣を作る”とあるが、次の写真を見ていただくとわかるように、泥で固められた正真正銘の燕の巣!!!

再利用するなんて、今の時代にぴったりなエコな鳥!鳥自体はエコなんて気にかけていないだろうから、順応性が高いということか、それともただ面倒くさがりというだけのか(笑)。


ちなみに、ツバメは一度使われた巣を再利用しないので、この隣人の行為について全く問題はない。(もちろん、ツバメは新しい巣で子育て中


hausrotschwanz02



 大きなお口は、4つ覗いているのがわかりますか?
 


家の裏にある、いつもの何気ない池の風景。


でも、よーく見ると、、、
 

ike





ほら、4羽の鳥が、、、

 
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サギと、ツルのつがい。


ツルはよく鳴くので、居場所が分かりやすい。
このときも、大声を出してくれたので、彼らが池にいることを察知できたのだった。

しかし、こんなふうに シャッターチャンスがあることはごく稀。 まぁ、夏の間は留守にしているので、見るチャンスもなにもないんだけれど。


間に合って、よかったわ〜!


 

ベルリンにもメクレンブルクにも、冬はとうににやって来て、「雪景色よりも前はいつだったかしら?」と思うくらい、雪が日常になっているこのごろ・・・



なので、少し前に話は戻るけれど・・・

そのころ、
 kohlmeise 四十雀たちは、まだこんな風にのどかにヒマワリの種を突いていた。


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そんな中、庭で真冬のための鳥エサづくりに精を出していたwarabiたち。


どんな餌作りかというと、キャンプファイアのような、かなりワイルドな様子・・・


Meisekugel 四十雀団子の作り方
(団子にしない簡単バージョン!)


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Mくんお手製の即席コンロ!



去年の反省も混めて、野外にて!

実は失敗の巻であった去年、この作業を部屋の中で行って、匂いのキツさにギブアップしたという辛い経験があるのだ。


Mくんが陶芸家だった頃の腕を生かして、即席コンロを作ってくれた。これ、手前から薪を焼べると鍋を載せている部分に炎が届くという優れもの。

そのコンロに動物の脂肪をいれた鍋を載せて、ひたすら溶けるまで焚いていく。
あれ、こんな作業を”ロウソクづくり”のときにもしたような・・・・



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液状脂肪を注いでいる様子


その間に植木鉢の穴に合う木の枝を探し、布を巻き付けて穴を塞ぐ。

脂肪に混ぜる餌として、木の実、種、干しぶどうなどを用意しておく。



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1時間以上かけて溶け出した液体を、このように植木鉢に注いでいく。

熱い間はこのように透明で液状だが、冷たい空気に触れて冷めていくと白く固まり出す。部分的に固まって来たら、餌をいれてかき混ぜていくと・・・



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冬のエネルギー補給食
栄養満点!


こんな風に完成〜♪

枝などに吊るのだが、出番はもっともっと寒くなってから。

寒くなると小鳥たちは、エネルギー補給や防水のために脂肪を必要とするようになる。羊のうえに四十雀が乗ったりするのも、可愛いその姿を見てもらいたいからではなく(!)、自分たちに必要だから、なのである。



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新鮮さが一番!?


ふと、完成品をテーブルに避難させていたら、、、四十雀は早速味見をしていたのだった。煮込んでいる時は気にしていなさそうだったのに、食べ物となるやいなやぱっと見つける辺り、さすが野生の能力はすごいねー。



そんなことがあったりして・・・
1ヶ月後の今は、こんな感じ。



vogellhaeuschen



お皿が置いてあったテーブルには、こんなに雪が降り積もっている。

劇場の廃材で作った新しい小鳥の餌場(2つめ!)は、餌を突いている鳥たちがよく見えるように白く塗装した。青い屋根には雪の積もった窓を描いたので、この雪景色にぴったりとマッチしているでしょ???


そろそろ、手作りの餌を吊るしましょうね〜☆


以前、「つばめ について書いたことがある。


つばめの飛行は、狩り体勢の猫でもついていけないほどの速度(確か、飛びながら、飛んでいる蚊などを食べるのよね)
それを証明するような、うちでは何度でも話題に上る出来事がある。


昔家猫だった Lili は、鳥狩りを好んでいた。
冬になると使用する鳥の餌場の中に入って、じ〜っと鳥を待っていたりする可愛くおかしな猫だった。

そのLili、つばめが巣に戻ってくる航路途中で待っていたけれど、あまりの早さに手が追いつかず。
それを馬鹿にしたように、Liliの背後から低空飛行で頭をかすめて飛んでいくつばめの仕返し。あまりの力の差(速度の差?)にみんなが笑ったとか。。。



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この写真は、初夏のある日。
窓から入って来て奥の部屋に飛んでいき、閉まっている窓ガラスに頭をぶつけ、軽い脳震盪を起こしたつばめのもの。


そのとき間近に見たつばめがあまりに可愛かったので、
いつか作ってみたいなぁと思っていた。



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出来上がったのは、
「止まり木にとまっているつばめ」


止まり木にはひもが付いていて、吊り下げることができる。
もちろん、長い燕尾服が後ろまで伸びているの、見えるかしら???




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