2011年12月26日 クリスマスプレゼント! お客様とメキシコから姪がきているので、いつもよりもさらに伝統にこだわったクリスマスを演出しているwarabi's 家族。もみの木だけでなく、あちこちにドイツ人にとっては懐かしいと思えるようなシーンがある、らしい(笑)。例えば、この Bunter Teller ブンター・テラー(カラフルな皿の意)。クリスマスの3日間に誰もが楽しめるように、一皿ずつお菓子の載った色の違うお皿をもらうのだ。ゲストは子供時代を思い出すと喜び、warabiは蜜蠟の素敵なロウソク付きをもらって♡イブ24日の夜は、昔の慣習通り、普通の食事ということでジャガイモサラダとソーセージの簡素なもの。庶民にとってクリスマスのごちそうは、1年に一度の特別なものだったので、その直前までは質素なものをいただいていたと言う。(写真撮り忘れ・・・)食事後は、各々ソファーへ移動。一人が沢山の中からプレゼントを選び、名前を読みプレゼントを渡す。プレゼントを開けたら、次のプレゼントを選び・・・というように全てのプレゼントが渡るまでこのゲームは続いた。warabiに贈られたものご紹介〜ベルリンからは ティーキャンドルのベルリン・ピラミッドボッフムからは 風車で挽いた全粒粉ほか日本からは 古本・古雑誌Mくんから"Pina"のDVD義母からマトリョーシカのような箱の詰め合わせそして 福多きぶたくんたちMくんから強力なサイクロン掃除機warabiたちからゲストには、"和風手提げ鞄"と"地下足袋と足袋ソックス"。この地下足袋は大受けで、もらったゲストは大喜び。いやー、そんなに喜んでもらえるなんて「サイズが合わなかったらどうしよう?」というリスクを背負ってでも用意してよかったわーーー!!!掃除機ー、うれしい♡みんなで使うものだけれど、ちょうど古いものが故障してしまったのでグッドタイミング。さ、これからEnte アヒル料理を完成させます。みなさまも、良いクリスマスを〜
2011年12月25日 Weihnachtsbaum もみの木 ゲストを迎える前日。やっとのこと、もみの木を切り出しに行く。今年の北ドイツのクリスマスは、今までのところ暖冬で、この日はなんと8度という暖かさ。いつもは真っ白なホワイトクリスマスなのに、全然雰囲気がない感じ・・・庭の薔薇も、この陽気を春と間違えて咲いている状態だし・・・なんか、ね。今年は天井まで届く大きな木を調達。高さ240cm!部屋に置いてみると、こんな感じ。結構いいじゃない。もみの木は香りがいいので、森林浴をしているような気分も味わえるし、ね。6人分のプレゼントを置き終えたもみの木の様子 下の枝を切り取らなかったので、もみの木の枝にプレゼントを置けるのだ。 ふふふ こちらは、簡単な手作りのツリー飾り。オレンジを食べた後、クッキーの型でかたどって乾燥させるだけ。簡単だけれど、かわいい!!オレンジもおいしい季節だし、お茶を飲みながら作れるしお勧め ♪これで、メイン飾りはバッチリ。聖なる雰囲気がでているかしら???しかし、6人分にしては数が多いよね♡何をゲットしたのかは、また次回にご報告〜!
2011年12月22日 ドレスデンのStriezelmarkt ドレスデン旧市街にあるAltmarkt アルトマークト広場で、1434年から毎年行われている Dresdner Striezelmarkt ドレスデン・シュトリーツェルマークトは、ドイツの中でも最も古いクリスマスマーケットといわれている。星の数ほどあるクリスマスマーケットの中で、この最も古いマーケットにはどんな違いがあるのか、この目で確かめに行こうというのが今回の主旨である。今年でなんと 577回目☆なぜ、クリスマス・マーケットと言わないのか☆Striezel は、(地方によって変わってくるが)ザクセン地方では、編み込みパン(菓子パンの類)のことだが、マーケットがが始まった15世紀半ば、人々はStollen シュトーレンを方言でStiriezelと呼んでいたことが、名前の由来という。いわゆる、シュートレン・マーケットだったわけ。なーるーほーどー!Frauenkirche周囲のにぎわい旧市街へ向かうと、一番高くてりっぱなドーム型の塔が見えてくる。それが旧市街の中心にある、Frauenkirche 聖母教会 。第2次世界大戦末期の大空襲で大破されたドレスデンの街。石造建築の傑作といわれ 愛されていたこの教会も、その時被害に合いほぼ全壊したが、多くの寄付と10年もの年月をかけて、再建されたという歴史を持つ。その教会の近くにはいくつもの小さな広場があり、その広場ごとにクリスマスマーケットが開催されているといってもいいくらい、目的地に向かって歩いて行くと数珠つなぎにあるのだ。さて。本題のシュトリーツェルマークトについて。何がベルリンのそれと違うのか。気づいた点としては、子供が楽しめる空間が沢山あること、かな。遠くからでも見られるように高く作られた人形劇場雪を降らせているのは 「ホレおばさん」(ドイツ童話)プルーン人形の工作ハウス 素敵な店舗が沢山並んでいるのはもちろんだけれど、ここでは子供がクリスマス飾りを作れる小屋や数時間置きに人形劇や若者によるステージでの催しが企画され、多くの家族連れが足を止めてそれらを楽しんでいた。こんな企画があれば、”子供が工作をしている間に、大人は買い物を楽しんでくる” なんてこともできるのよね。シュトーレンでない有名菓子この煙突掃除屋の格好をしている、Pflaumentoffel(プルーン小僧とでも訳そうか)は、この時期の子供のお菓子。その昔、煙突掃除をするときには、子供を煙突に通しススを落としていたことから、この名前が来ている。あの"長いブラシ"の活躍前には、"子供"という手を使っていたのね。すごくびっくり!!ちなみに、このプルーン人形。だいたい14個の乾燥プルーンから成っているそう。これはプレゼントにしたので、食べるときには数えてもらおうっと。そして、ご存知の方も多いことだろう、Erzgebirgische Holzkunst エルツ山脈地方の木彫品たち。左上:「本物のエルツ地方心を込めた木彫り」と書かれた看板右上:いろいろなデザインの切り出しの窓飾り下:珍しいテイストのロイヒャーメンヒェン同じ地方でも、作り手によって随分違うのだが、warabiたちが知っているのは、有名メーカーのものが大半。ここでは、小規模工場のものも店頭に並んでいて、度々目を引かれたのだった。 warabiが購入したのは、こちら。左はマッチ箱のクリッペ、右はマッチ箱大の箱に収まるピラミッド。どちらもエルツ地方のもの。クリッペは義母へのクリスマスプレゼント、ピラミッドはあまりに小さく精巧に作られたの羊飼ピラミッドだったのでつい買ってしまったのだった。このピラミッドはロウソクは使用せず、暖房などで回すタイプ。小さいけれど作りがしっかりしているので、スムーズに回るのだ。かわいーなー♪長くなってしまったので、今日はこの辺で!
2011年12月19日 クリッペ・コレクション 今日のお題は、「Krippe クリッペ」。キリスト誕生の絵のこと、ですね。義母の70点もあるクリッペ・コレクションの中から、順不同にピックアップしてみました。去年ご紹介した分は、こちら。まずは、クラシカルな Gips Krippe ギブス・クリッペ。ギブスは石膏のこと。いわゆる、石膏を型に流し込んでこのように仕上げたもの。真っ白なクリッペに、刺のようなギザギザの木素材が案外マッチしている。お次ぎは、メキシコとペルーのもの。左はメキシコ。右がペルー。粘土に着色したカラフルなクリッペがメキシコらしい。ペルー産は、土っぽい雰囲気のあるケラミック製。滑らかなフォームに、ゆったりとした南米らしさがでているのかも。こちらもペルー製。Kachel カッヘル(加工レンガ)に入ったタイプ。粘土で作られた小さな世界が、コンパクトなレンガ箱に入っていてかわいい。そして、ポーランド製。三面になっているのは、教会の壁絵として作られたから。平面だけれど、重厚のある素材を使用しているため、存在感あり。同じポーランド製&木彫りでも、こちらは立体。テイストもかなり違っている。大きさでマリアとヨーゼフを比較しがちだけれど、ここでは大きなほうがマリア。ポーランドはほとんどがカトリックなため、マリア信仰が強いということだろうか。(warabiの勝手な解釈です)がらっと変わって、再び西洋に戻り、スカンジナビア製。こちらもケラミックだけれど、デザインがモダンで素敵。背景があるからか、小さな世界もちゃんと展開している。ほかにもまだまだあるので、機会があればまたご紹介していきたいと思います。それでは、今回はこの辺で〜